【Day2 レポート】ハイレベルの激闘が繰り広げられたプロジュニアは男女とも4強が出そろう
大会2日目の8日は、「WSL The Open Surfing HYUGA PRO Jr.」が男女ともクオーターファイナルまで終了。「WSL QS1000 The Open Surfing HYUGA PRO presented by RASH」は男子のラウンド16を行いました。
1日通してほぼ無風で、腰~胸サイズの中で行われた大会2日目。女子プロジュニアのラウンド12が8時30分からスタートし、若きガールズサーファーたちが熱い戦いを繰り広げました。クオーターファイナルのヒート1では、中塩佳那が7点台を2本そろえる圧巻のライディングを披露。ここまでの大会を通じて最高得点となる計15.0でラウンドアップしました。
5日にブラジルで行われたISA世界ジュニアサーフィン選手権から帰国したばかりの池田美来は、クオーターファイナルのヒート3で1本目に6.0のハイスコアをマーク。「6点を出せる波が来て欲しいと思って待っていたらちょうど来て、思い通りのライディングができました」と話した池田は、バックアップも4.10とポイントを積み重ね次のラウンドへ進出しました。「少し体が疲れていますが、しっかり睡眠を取れているので段々調子が上向いてきています」と語る16歳は、時差ボケをものともせず右肩上がりに調子を上げてきています。
セミファイナルでは、中塩と佐藤李が、池田と川瀬心那が対戦。この4選手はQS1000でも勝ち上がっており、大会3日目以降も彼女らから目が離せません。
一方の男子プロジュニアも、しびれるような激戦の連続でした。ラウンド16のヒート2では、お倉ヶ浜が「苦手な場所」と告白する酒井仙太郎が、度重なる練習の成果が実を結び、今大会の男子ジュニアプロ最高得点となる計13.17をたたき出してラウンドアップ。「運良く良い波が乗れて、プライオリティをうまく使えました。自分のサーフィンの調子も良かったです」と振り返っていました。続くクオーターファイナルは波数も少なく焦ったそうですが、「最初の1本を大事にしていた」と話す酒井は、1本目で5.67を記録。そこからリズムをつかみ、4強に名乗りを上げました。
その他のクオーターファイナルは、ヒート1に登場した永谷オダイが、残り30秒からの華麗なる逆転劇でラウンドアップ。12月27日に誕生日を迎える岡野漣は、足立海世とのヒート4で残り4分まで追いかける立場でしたが、逆転のために必要なスコアが4.90の場面の中、レギュラーの波で鋭いターンを2回決めて5.33をマーク。技が決まった時には、思わず右手でガッツポーズをして喜びを表現していました。14歳とは思えぬ落ち着いた試合運びの岡野が、ベスト4に進出しました。注目のセミファイナルは、永谷と酒井が、浜矢と岡野が激突します。
男子QSのラウンド16は、大会初日に華麗なエアリバースを決めて勢いに乗る矢作紋乃丞、プロジュニアの悔しい敗戦から気持ちを切り替えた長澤佑麿、インドネシア育ちの石井天使らがクオーターファイナルに勝ち上がりました。
なお、大会3日目となる9日のファーストコールは9時を予定しています。明日も次世代を担う若きサーファーたちの勇姿を特設サイトでライブ配信します。
https://hyugapro.com/live/
大会3日目のスケジュール(予定)
Men’s QS クオーターファイナル
Women’s QS クオーターファイナル
Men’s Pro Junior セミファイナル
Women’s Pro Junior セミファイナル
*すべてのディビジョンがスタンバイです。
*波の状況次第で予定は変更される可能性があります。
Surfing Japan International Instagramアカウント
大会出場選手のインタビューはこちらからご覧いただけます!
https://www.instagram.com/sj_int/